スリーカンパニー（2002年生、母ダキューパン）

スリーカンパニー（2002年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したダキューパンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方19戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般B10。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月12日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は552kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマルブツシルヴァーに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた2戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

6月26日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

8月3日、中4週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月3日、中3週で馬体重を前走からさらに17kg減らして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2006年）

3月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から35kg戻して迎えた8戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、和弥幼稚園入園記念駿逸杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワンダージェンヌを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中0週で迎えた9戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャイアンツエールに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた10戦目は、里桜特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月19日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスリーストーリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

5月1日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた12戦目は、しょうぶ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシンボリウエスト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタマタロウを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

6月5日、中1週で迎えた14戦目は、正保町特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマヤノレハーナを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

12月5日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

5歳（2007年）

1月18日、中3週で迎えた17戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノボファイターを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月7日、中2週で迎えた18戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のバラシングを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、マンサク特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、早春特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月21日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた21戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のホワイトライに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

6歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（11戦5勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（13戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のナアに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月8日、連闘で迎えた25戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で丹羽克輝騎手（14戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のインタープレジールを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。