ドロテアス（1986年生、母トップロマン）

ドロテアス（1986年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のセクレファスター（当時10歳）と交配したトップロマンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着5回。1989年のヒヤシンスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月16日、デビュー戦は塚越一弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた3戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったディビーグローにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフレッシュシンセイに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳400万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月25日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3歳（1989年）

1月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月16日、約10か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた12戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャンピオンロードを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

4歳（1990年）

1月21日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したクラフブキを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の総武特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の香取特別（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラステルスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（12戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた20戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったセンシューリーブに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したオラトリオにクビ差届かず2着に甘んじた。