アドマイヤスコール（2016年生、母ピンクプルメリア）

アドマイヤスコール（2016年2月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+強風」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したピンクプルメリアが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2019年の能勢特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって3,996万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月28日、デビュー戦はJ.モレイラ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のソルドラードをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

11月17日、中4週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2019年）

1月27日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したカントルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンアップルトンを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

4月27日、中8週で迎えた6戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月30日、中8週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 小雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウナンバルディを3/4馬身差し切って3勝目をマークした。

11月24日、中9週で迎えた9戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

4歳（2020年）

3月7日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

5月16日、中9週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したピースワンパラディにクビ差届かず2着となった。

6月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

9月5日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日高ステークス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

10月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

12月6日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロフティフレーズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（2021年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月9日、中6週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

10月30日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

2021年11月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2022年）

1月24日、中8週で迎えた23戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた24戦目は、如月賞（大井ダート1600m 内回り雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、朧月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた26戦目は、スノードロップ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。