ロフティフレーズ（2015年生、母モンクール）

ロフティフレーズ（2015年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「堂々とした言い回し」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したモンクールが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は笠松牧場。主な勝ち鞍は2020年の市川ステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロクセラーナをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月1日、中6週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したディアジラソルにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月29日、中3週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

12月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のビーカーリーをアタマ差振り切って制した。

4歳（2019年）

1月20日、中4週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月9日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの江の島特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月10日、中8週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

9月16日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの白井特別（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったサトノダムゼルにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

11月10日、中7週で迎えた15戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたレッドサイオン決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月22日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのノエル賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のグレイテストをクビ差振り切って3勝目を手にした。

5歳（2020年）

2月16日、中7週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（5戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

3月14日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデG3のローレル競馬場賞中山牝馬ステークス（中山芝1800m 雪/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

5月31日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

9月5日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた22戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月6日、中8週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアドマイヤスコールに1馬身3/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。

6歳（2021年）

1月9日、中4週で迎えた24戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（9戦3勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月13日、中8週で迎えた25戦目は、牝馬限定のハンデG3のローレル競馬場賞中山牝馬ステークス（中山芝1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（10戦3勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた26戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンのウッドバイン競馬場賞パラダイスステークス（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

11月14日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

7歳（2022年）

1月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

8歳（2023年）

6月21日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた31戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、ミッキーアイル・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた32戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、南富良野かなやま湖水まつり特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた33戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、マインドユアビスケッツ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、旭岳賞（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた35戦目は、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったリーチに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月13日、中1週で迎えた36戦目は、ふるさと日高応援特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったドウドウキリシマに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた37戦目は、北竜ひまわりライス特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた38戦目は、ドレフォン・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた39戦目は、来年も応援ホッカイドウ競馬特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9歳（2024年）

4月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた40戦目は、スワーヴリチャード・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイメイコリーダに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

5月9日、中1週で迎えた41戦目は、丸くなるな、星になれ。特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったトウカイエトワールにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。