ニシノマオ（2004年生、母ニシノボナリー）

ニシノマオ（2004年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋フィギュアスケートの選手名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したニシノボナリーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。2006年の小倉2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2006年のフェアリーステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアマノチェリーランに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したアストンマーチャンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

11月5日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月17日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2007年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

4歳（2008年）

2月2日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

7月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5歳（2009年）

2月1日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の水路閣特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた15戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月15日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。