フジノハイメリット（1993年生、母アケノスミレイ）

フジノハイメリット（1993年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時10歳）と交配したアケノスミレイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高橋和広。戦績は、中央平地1戦0勝、地方35戦16勝2着3回。1997年のくろゆり賞(地方重賞)に勝利した他、1997年のスプリンター争覇(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

梶原軍造厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1995年）

5月11日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノマイヅルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノマイヅルに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

6月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のミツアキグラスをクビ差制して負け無しの3連勝を決めた。

7月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイジーハンターから6馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（3戦2勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノマイヅルに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

8月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（4戦3勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノマイヅルに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の秋風ジュニア（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤキャップに6馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

9月20日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦の中京盃（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のナカトップタイマーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（7戦6勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月13日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤勝己騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のコトブキフローリに2馬身の差をつけて優勝

12月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、2歳戦の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤勝己騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1996年）

1月23日、中3週で迎えた12戦目は、笠松ジョッキーカップh（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で安藤勝己騎手（10戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦のスプリングカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で安藤勝己騎手（11戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイセンコーに4馬身の差をつけて9勝目をゲットした。

4月2日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で安藤勝己騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンディチェリーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で安藤勝己騎手（13戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったハカタダイオーからクビ差の2着に甘んじた。

6月19日、中6週で迎えた16戦目は、3歳戦の名古屋優駿（東海ダービー）（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で安藤勝己騎手（14戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた17戦目は、恵那峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で安藤勝己騎手（15戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリネンホープに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

9月16日、中6週で迎えた18戦目は、3歳戦の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヨコヅナファイターに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（16戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（17戦10勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサンディチェリーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月23日、中3週で迎えた21戦目は、3歳戦のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（18戦11勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（1997年）

4月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、スプリング争覇（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（19戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた23戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（20戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた24戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（21戦11勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスシルバーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月22日、中4週で迎えた25戦目は、ローレル争覇（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（22戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンディチェリーから3/4馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤勝己騎手（23戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた27戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で安藤勝己騎手（24戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で安藤勝己騎手（25戦12勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のギフショウグンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月3日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤勝己騎手（26戦13勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のホシノエンジェルに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月22日、中6週で迎えた30戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で安藤勝己騎手（27戦14勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月24日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で安藤勝己騎手（28戦14勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1998年）

1月2日、中0週で迎えた33戦目は、ハンデ地方重賞の新春グランプリ（名古屋ダート1800m 晴/重）に53.5kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内沢信昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月5日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのスプリング争覇（P）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月13日、約8か月半の休養明けで迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのウインター争覇（P）（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

6歳（1999年）

1月28日、中6週で迎えた36戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。