ノースソルジャー（2009年生、母サンライト）

ノースソルジャー（2009年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したサンライトが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は鳥谷勝彦。戦績は、地方30戦9勝2着4回。2014年の上山新場外オープン1周年記念(一般B1二 B2一)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鳥谷勝彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、宇田昌隆によって378万円で落札された。

米田英世厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2011年）

6月10日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は467kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のサトコンタローに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラスカルステルスを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のおおわし特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のくまたか特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアスカリーブルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3歳（2012年）

5月8日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の100万人のウイニングポスト杯（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のビナセブンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月1日、中4週で迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、盛夏賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた10戦目は、晩夏賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4歳（2013年）

1月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた12戦目は、東風特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハードボイルドに3馬身半の差をつけて優勝

3月25日、中4週で迎えた13戦目は、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキーパーに3馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4月25日、中3週で迎えた14戦目は、スピカ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のネヴァデザートに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月6日、中5週で迎えた15戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた16戦目は、’13スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた17戦目は、盛夏賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

11月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（8戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月27日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（9戦3勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったネコセンプーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、L-WING賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ジャルディーノに交わされて2馬身半差の2着となった。

5歳（2014年）

2月7日、中5週で迎えた21戦目は、アメジスト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で繁田健一騎手（11戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモワッチミーに2馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

2月28日、中2週で迎えた22戦目は、上山新場外オープン1周年記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で繁田健一騎手（12戦4勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフジノフェアリーをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

4月3日、中4週で迎えた23戦目は、北極星賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で繁田健一騎手（13戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったダイヤモンドダンスにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

9月16日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で繁田健一騎手（14戦5勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

9月30日、中1週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、’14ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月14日、中5週で迎えた26戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（15戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のシラヤマヒメに1馬身1/4の差をつけて9勝目を手に入れた。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、いたばし二輪草特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（16戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

12月31日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（17戦6勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6歳（2015年）

4月22日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、週刊ギャロップ新装刊記念（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた30戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（18戦6勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。