パフォーマンス（2008年生、母プラチナウィンク）

パフォーマンス（2008年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「表現」。毛色は栗毛。種牡馬のアッミラーレ（当時11歳）と交配したプラチナウィンクが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方30戦8勝2着2回。2011年の道営スプリント(地方重賞)に勝利した他、2011年のグランシャリオ門別スプリント(一般)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

4月28日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベラトリックスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

4月29日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた2戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラビットファレルに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

5月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳オープンのカネヒキリ賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

6月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、グランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のサクラサクラサクラに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月21日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は川島洋人騎手（4戦2勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

9月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、ローレルゲレイロ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアンペアに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月6日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスズカランクスを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月3日、中3週で迎えた9戦目は、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（7戦4勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

12月28日、中7週で迎えた10戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、L-WING賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミヤサンキューティを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月16日、中2週で迎えた11戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、紅梅賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のムサシグラスオーを3/4馬身振り切って6勝目を収める

3月6日、中2週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ弥生賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったサブノケンシロウに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中0週で迎えた14戦目は、小金牧特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた16戦目は、北極星賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

9月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた17戦目は、ステイゴールド・プレミアム（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャイニングアワーを豪脚でアタマ差だけ差し切って久方ぶりの実戦をモノにした。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のしんとく新そば祭り特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシーフォーアイに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月3日、中5週で迎えた19戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5歳（2013年）

1月14日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

4月25日、中9週で迎えた24戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、スピカ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた25戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた26戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月24日、中2週で迎えた27戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた28戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6歳（2014年）

6月24日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、バモラ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた30戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた31戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

7歳（2015年）

6月24日、約10か月半の休養明けで迎えた32戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた33戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、コンサドーレ札幌特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた35戦目は、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた36戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。