メモリヒメ（2000年生、母ミルメモリーズ）

メモリヒメ（2000年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時11歳）と交配したミルメモリーズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、地方33戦4勝2着2回。2003年の桜花賞(牝地方重賞)に勝利した他、2003年のユングフラウ賞(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白瀬明から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

黒川武厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

4月24日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイピカイチから1馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジI（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメイビーキングに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉津代士騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉津代士騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、2歳（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で千葉津代士騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で千葉津代士騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた9戦目は、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で千葉津代士騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったビービートマホークから2馬身差の2着となった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で千葉津代士騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で千葉津代士騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で千葉津代士騎手（11戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月22日、中5週で迎えた13戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のストレチア特別（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月10日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の2歳ハンデ戦のカトレア特別（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケージーローズに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月30日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3歳（2003年）

1月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のニドクリライデンを半馬身振り切って勝利をモノにする

2月27日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で堀千亜樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で堀千亜樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のモエギノマズルに1馬身半の差をつけて制した。

5月15日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で堀千亜樹騎手（7戦3勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で堀千亜樹騎手（8戦3勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で堀千亜樹騎手（9戦3勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で堀千亜樹騎手（10戦3勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた24戦目は、歳末特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で堀千亜樹騎手（11戦3勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4歳（2004年）

5月24日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの’04ファーストレディー賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のポートサイド賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’04クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、非常に緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた29戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた32戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木啓之騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のノースウインド賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木啓之騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。