アンティオキア（2015年生、母オーバーザウォール）

アンティオキア（2015年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ローマ帝国第三の都市」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時6歳）と交配したオーバーザウォールが22歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C2九。

経歴

デビュー前

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月22日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

6月10日、中6週で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

8月12日、中8週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた5戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2019年）

3月23日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた13戦目は、ありがとう平成こんにちは令和賞（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したセントオブウーマンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂口裕一騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で坂口裕一騎手（11戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエルサに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月23日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で坂口裕一騎手（12戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で坂口裕一騎手（13戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で坂口裕一騎手（14戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のギンザモヒートに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で坂口裕一騎手（15戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で坂口裕一騎手（16戦2勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のオフザウォールに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

9月9日、中2週で迎えた22戦目は、岩手伝統工芸南部鉄器賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で坂口裕一騎手（17戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1三（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で坂口裕一騎手（18戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた24戦目は、南部杯カウントダウン8（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で坂口裕一騎手（19戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1四（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は21戦連続で坂口裕一騎手（20戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた26戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた27戦目は、いろはす賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（21戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（22戦3勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた29戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5歳（2020年）

1月5日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（23戦3勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（24戦3勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（25戦3勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（26戦3勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（27戦3勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（28戦3勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（29戦3勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（30戦3勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた38戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（31戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた40戦目は、楽天競馬杯ポイント貯まる賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（32戦3勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（33戦3勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた42戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（34戦3勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンラボーナに詰め切れず、6馬身差の2着となった。