ヤマニンラボーナ（2015年生、母ヤマニンプチフール）

ヤマニンラボーナ（2015年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋キックの技術（サッカー用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時12歳）と交配したヤマニンプチフールが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2-6。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

4月7日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

6月3日、中7週で迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

8月8日、中5週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月17日、中9週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のアイリストを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ベルペスカに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2019年）

4月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、上杉周大燃える流星賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ビッグディールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、タイニーマイスに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた12戦目は、「AIRDO スペシャル」賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、気分上昇ワイドナルミッツ賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、日高町水道協会賞（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5歳（2020年）

6月29日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた18戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬杯ポイント貯まる賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のタイセイラビッシュを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

8月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンティオキアに6馬身の差をつけて制した。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のパッションアイコに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、田瀬湖賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦3勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた22戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、もみじ賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月1日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（4戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアールビットに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンノゼに2馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

12月26日、中3週で迎えた26戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（水沢ダート850m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のコンチディナーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6歳（2021年）

1月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月23日、中1週で迎えた29戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジュゼッペレオをクビ差振り切って8勝目を手に入れた。

3月9日、中1週で迎えた30戦目は、コブシ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、マイネルエピキュアに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイロトルアに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月9日、中6週で迎えた32戦目は、カーネーション特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。