ダイワフラッグ（2006年生、母ブラッシュウィズテキーラ）

ダイワフラッグ（2006年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋旗」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したブラッシュウィズテキーラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着3回、地方19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の高田城特別(500万下)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月21日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2009年）

5月16日、約8か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

6月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、エイダイハリケーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、キタサンエンペラーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムライシュタルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったキンショーノボスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で蛯名正義騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で蛯名正義騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月1日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のワンダーキラメキを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月6日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5歳（2011年）

2月6日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月29日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の巻機山特別（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノボジュピターに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月26日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

8月21日、中7週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6歳（2012年）

11月21日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた18戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の円良田湖特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた19戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7歳（2013年）

1月8日、中4週で迎えた20戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて4着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた21戦目は、浜風スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた22戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ジョーモカにハナ差交わされて2着となった。

3月11日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のスポーツニッポン盃（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のキョウエイラシアスに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、パール特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月16日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、ハンデ戦の薄暮スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の葉月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のリバーサイドカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた28戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた29戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた30戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

8歳（2014年）

3月27日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、ブラッドストーン特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた33戦目は、八十八夜特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた34戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた35戦目は、青嵐特別（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた36戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（13戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。