ナムラクレア（2019年生、母サンクイーンⅡ）
Namura Clair
2019.03.30
ナムラクレア（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+女性名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したサンクイーンⅡが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2024年の高松宮記念(G1)で2着に入った他、2024年の阪神カップ(G2)に勝利するなど、重賞5勝を挙げた。
プロフィール
基本情報
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のサンクイーンⅡは海外7戦1勝。曾祖母のCoup de Genieは海外G1・2勝（仏国芝[2勝]）。父のミッキーアイルは中央G1・2勝（京都芝[1600m],東京芝[1600m]）。
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| 牡 | Halo | 4×5 | 9.37% |
| 牡 | Northern Dancer | 5*6*6*6×4 | 14.06% |
| 牡 | Hail to Reason | 5×5*6 | 7.81% |
| 牡 | Bold Ruler | 7×5 | 3.9% |
| 牡 | Raise a Native | 6×5 | 4.68% |
| 牡 | Nearco | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Native Dancer | 7*7×6*6*7 | 5.46% |
| 牡M | Princequillo | 5*6 | 4.68% |
| 牡M | Nasrullah | 6*7*7 | 3.12% |
| 牡M | Nashua | 6*6 | 3.12% |
| 牡M | Bull Lea | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Natalma | 6*7*7*7*7×5*6 | 9.37% |
| 牝 | Almahmoud | 6*7×6*7*7 | 5.46% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- サンデーサイレンス系
- ファミリーナンバー
- 2-d
レース成績
経歴
デビュー前
長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2021年）
8月1日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は464kg。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。
8月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムスパーダを鮮やかな末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。
9月5日、中2週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスリーパーダに2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。
11月6日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したウォーターナビレラを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
12月12日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。
3歳（2022年）
3月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたサブライムアンセム決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。
4月10日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。
6月12日、中8週で迎えた8戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のジュビリーヘッドに2馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルを掴み取った。
8月21日、中9週で迎えた9戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。
10月2日、中5週で迎えた10戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜中俊騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。
4歳（2023年）
1月29日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 晴/良）に牝馬ながら56.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で浜中俊騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のファストフォースをアタマ差振り切って3つ目の重賞タイトルをつかんだ。
3月26日、中7週で迎えた12戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で浜中俊騎手（9戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したファストフォースを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。
5月14日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で浜中俊騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。
8月27日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で浜中俊騎手（11戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシナモンスティックを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4つ目の重賞タイトルを手に入れた。
10月1日、中4週で迎えた15戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で浜中俊騎手（12戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
5歳（2024年）
2月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で浜中俊騎手（13戦4勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したソーダズリングにクビ差届かず2着に甘んじた。
3月24日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で浜中俊騎手（14戦4勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマッドクールにアタマ差届かず2着に甘んじた。
8月25日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で浜中俊騎手（15戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。
9月29日、中4週で迎えた19戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。
12月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマッドクールを半馬身振り切って重賞5勝目をマークした。