オールイズスパーブ（2016年生、母マルターズクリス）

オールイズスパーブ（2016年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「全てが素晴しい」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゴスホークケン（当時11歳）と交配したマルターズクリスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。主な勝ち鞍は2020年の新冠町軽種馬生産振興会特別3(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

7月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

9月5日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ライフアンドソウルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、平取町にぶたに湖賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた7戦目は、今年もありがとう上杉周大賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2020年）

4月22日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、一般C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったラヴィッスマンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサリーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月28日、中2週で迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ナズナ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた11戦目は、「DOユース25」賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、シャクヤク特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた13戦目は、花菖蒲特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、登別市市制施行50周年記念特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモンスタープリンスを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

9月3日、中2週で迎えた15戦目は、サッポロ生ビール黒ラベル特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた16戦目は、新冠町軽種馬振興会青年部特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るスノープリンセスを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

10月13日、中3週で迎えた17戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のグランロディアに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、キタサンミカヅキ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

5歳（2021年）

1月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7月31日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて18着に終わった。

11月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

2021年11月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。