ミラクルレジェンド（2007年生、母パーソナルレジェンド）

ミラクルレジェンド（2007年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「奇跡の伝説」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したパーソナルレジェンドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦5勝、地方13戦7勝2着1回。2013年のエンプレス杯(牝Jpn2)に勝利した他、2010年のクイーン賞(牝ハンデJpn3)を制するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月22日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月31日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

3歳（2010年）

4月18日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンビサージュに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタガノジンガロに1馬身1/4の差をつけて優勝

6月13日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳1000万下のあおぎりステークス（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のナリタスプリングに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳重賞のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグリッターウイングをハナ差振り切って初の重賞タイトルをゲットした。

12月8日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るザッハーマインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルを獲得した。

4歳（2011年）

2月2日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたラヴェリータ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月2日、中3週で迎えた11戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの関越ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインペンタゴンに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月29日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定地方重賞のレディスプレリュード（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（8戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラヴェリータに1馬身半の差をつけて7勝目を収める

11月3日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞のJBCレディスクラシック（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（9戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラヴェリータを3/4馬身振り切って8勝目を手に入れた。

12月4日、中3週で迎えた16戦目は、G1のジャパンカップダート（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（10戦5勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5歳（2012年）

4月4日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（11戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラーベセクレタに1馬身半の差をつけて重賞3勝目を挙げた。

5月19日、中5週で迎えた18戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月4日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のレディスプレリュード（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（13戦6勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプリンセスペスカに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月5日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のJBCレディスクラシック（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（14戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクラーベセクレタに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月2日、中3週で迎えた23戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップダート（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6歳（2013年）

1月20日、中6週で迎えた24戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（15戦8勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（16戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエミーズパラダイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4つ目の重賞タイトルを手に入れた。