スズヒーロー（1993年生、母スズクローバー）

スズヒーロー（1993年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスル（当時13歳）と交配したスズクローバーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）柏台牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方12戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は1997年の越後七浦特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

5月26日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

6月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた3戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルタカパラダイスに半馬身届かず2着となった。

9月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた6戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチホープ特別（浦和ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

10月20日、連闘で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4歳（1997年）

4月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（三条ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスサイクロンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた11戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般B2（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

6月1日、中3週で迎えた12戦目は、廣井真砂海騎手を鞍上に迎えて、一般B2（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣井真砂海騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルユリシーズから2馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた14戦目は、東港特別（新潟(地)ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったディスプルーフから3/4馬身差の2着となった。

7月5日、連闘で迎えた15戦目は、盛夏特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったニッポーサルタンからクビ差の2着に甘んじた。

7月23日、中2週で迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、魚野川特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた17戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイノセントライムから3/4馬身差の2着となった。

9月13日、中3週で迎えた18戦目は、加治川特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったイノセントライムから2馬身半差の2着となった。

10月4日、中2週で迎えた19戦目は、両津特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタドラゴンから半馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた20戦目は、越後七浦特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で榎伸彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のシチケンジンに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。