ジャスティンカフェ（2018年生、母カジノブギ）

ジャスティンカフェ（2018年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主愛称+カフェ」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時8歳）と交配したカジノブギが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年のマイルチャンピオンシップ(G1)で3着に入った他、2022年の毎日王冠(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月24日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 小雨/不良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキフジンノドレスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月7日、中5週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスのアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオヌールに半馬身届かず2着に敗北した。

4月17日、中5週で迎えた3戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月2日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサマートゥリストに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

12月5日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したサマートゥリストにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2022年）

1月5日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったディヴィーナにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月13日、中9週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のヴィルヘルムに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月8日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインシャーロットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月12日、中4週で迎えた10戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したサリオスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月20日、中5週で迎えた12戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、6着に終わった。

5歳（2023年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月1日、中7週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したインダストリアを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中9週で迎えた15戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のルージュエヴァイユに1馬身1/4の差をつけて悲願の重賞初制覇を果たした。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた17戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

6歳（2024年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。