マルダイメグ（2000年生、母マルダイルビー）

マルダイメグ（2000年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時8歳）と交配したマルダイルビーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、地方29戦5勝2着3回。2003年のロジータ記念(牝地方重賞)に勝利した他、2003年のローレル賞(牝ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

11月17日、デビュー戦は一ノ瀬亨騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は475kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したオーゴンミツミネを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒリュウライデンに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

1月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で一ノ瀬亨騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンハクサンを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦でオープンの若菜賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で一ノ瀬亨騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビューティープリマを強烈な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

2月27日、中3週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のモエギノマズルをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月3日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジョウテンセレブをアタマ差振り切って久しぶりの一戦をモノにした。

12月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4歳（2004年）

1月21日、中5週で迎えた9戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

4月22日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の’04スターライトカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定オープンの’04ファーストレディー賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、’04メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5歳（2005年）

3月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’05スパーキングスプリングチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月20日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月29日、連闘で迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のスターライトハンデ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた19戦目は、青嵐特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた20戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の水無月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’05クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、サザンクロス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた24戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、デビューノオドリコに交わされて1馬身差の2着となった。

9月29日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、マキノヒリュウに半馬身交わされて2着となった。

10月20日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月29日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の稲荷山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6歳（2006年）

1月1日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の元旦特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

1月27日、中3週で迎えた29戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。