クラトイトイトイ（2013年生、母クラマサシャトル）

クラトイトイトイ（2013年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時12歳）と交配したクラマサシャトルが21歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は倉見牧場。戦績は、地方27戦5勝2着5回。2016年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2016年の若草賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

6月3日、デビュー戦は藤原幹生騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トドイワガーデンに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のシャイニーネームに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホクレン「う米豚」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた5戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したラッキーバトルにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ3（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のウッディタイガーに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月30日、中6週で迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナツに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

3歳（2016年）

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの’16桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦のたんぽぽ特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のディアマルコに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月19日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のディアマルコに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月19日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ディアマルコに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月28日、中5週で迎えた16戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた17戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（9戦3勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた19戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の桑島孝春記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたムービングライト決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月30日、中2週で迎えた20戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた22戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月5日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の里神楽スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4歳（2017年）

1月11日、中4週で迎えた24戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月6日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の春闘賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したディーズプリモを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月17日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の駿風スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のティアラカップ（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。