チャオベッラ（2019年生、母ベラフォレスタ）

チャオベッラ（2019年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアの友達同士の気軽な挨拶。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したベラフォレスタが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

12月28日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2022年）

2月5日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小沢大仁騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた6戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月2日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったカンザシに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中5週で迎えた8戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したタイセイトリガーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

8月13日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったクリスタルウエイにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月13日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンライズタイタンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールドマイヤーをアタマ差振り切って雨中の大激戦を制した。

11月22日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2023年）

1月4日、中1週で迎えた17戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、B2C1 4歳以上特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

2022年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、中3週で迎えた22戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた23戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエメラダに8馬身の差をつけて制した。

2月28日、中1週で迎えた24戦目は、秀ちゃん誕生祭特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月6日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルオスカルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた26戦目は、小金滝特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のスピカ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。