ミッキーブラック（2016年生、母マラコスタムブラダ）

ミッキーブラック（2016年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時15歳）と交配したマラコスタムブラダが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2018年の芙蓉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、野田みづきによって6,696万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月1日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアトミックフォースを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

9月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のボスジラを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月24日、中8週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた4戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3歳（2019年）

3月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

9月22日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの修学院ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4歳（2020年）

2月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

8月15日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノベイオウルフから半馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケンホファヴァルトに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

11月7日、中8週で迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2020年11月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。