スリーピート（2017年生、母アンケセナーメン）

スリーピート（2017年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ウイスキーの材料の一つ」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時14歳）と交配したアンケセナーメンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は北星村田牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、永井商事によって1,566万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月16日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3歳（2020年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったアウトウッズに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムイダテンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったニシノホライゾンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイッシンを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したハクアイブラックを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

8月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの摩周湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

12月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったジョーフォレストにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた15戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

7月11日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したグラスボイジャーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月7日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

11月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンバッカスを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったクインズメリッサに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2022年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のライフレッスンズに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月26日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

2022年10月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。