ニホンカイユーノス（1994年生、母ニホンカイローレル）

ニホンカイユーノス（1994年5月9日）は、日本の競走馬、種牡馬。1997年にNARグランプリアラブ系3歳最優秀馬、1998年にNARグランプリアラブ系4歳以上最優秀馬を受賞した。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のビソウエルシド（当時9歳）と交配したニホンカイローレルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）赤石牧場。戦績は、地方40戦30勝2着5回。1998年の美方町石楠花特別(アラ系5歳以上)で2着に入った他、1998年のしらうめ(アラ系4歳以上)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大賀繁春厩舎（益田）へ入厩。

2歳（1996年）

7月14日、デビュー戦は位上良彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（益田ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は467kg。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハニーガッツから1馬身半差の2着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた2戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（益田ダート800m 曇/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキアミミスパリスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、小野川光則騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（益田ダート800m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒヨシモデルに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月14日、中0週で迎えた4戦目は、2歳戦の若駒特別（益田ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は沖野耕二騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったツギタテテイオウから半馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中5週で迎えた5戦目は、アラ系一般D4（益田ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は位上良彦騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤコタイガーに8馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月6日、中1週で迎えた6戦目は、松ヶ丘特別（益田ダート1350m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で位上良彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系一般D2（益田ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で位上良彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジカツレディに6馬身の差をつけて4勝目を収める

10月20日、連闘で迎えた8戦目は、アラ系一般C6（益田ダート1350m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で位上良彦騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のアローベストに約14馬身の大差をつけて5勝目を掴み取った。

10月26日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系一般C5（益田ダート1350m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で位上良彦騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のノースヒットに7馬身の差をつけて優勝

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系一般C3（益田ダート1350m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で位上良彦騎手（6戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のウィルミースターに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、八本松特別（益田ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で位上良彦騎手（7戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のウィルミースターに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系一般C1（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は沖野耕二騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のジャンピングセピアに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月23日、連闘で迎えた13戦目は、2歳戦のクリスマス特別（益田ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は位上良彦騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のモナクローゼンに2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

3歳（1997年）

1月2日、中0週で迎えた14戦目は、アラ系一般B1（益田ダート1350m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で位上良彦騎手（9戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガービーナスに9馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

1月13日、中1週で迎えた15戦目は、白砂特別（益田ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で位上良彦騎手（10戦8勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノシャンハイに3馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

3月23日、中9週で迎えた16戦目は、白砂特別（益田ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で位上良彦騎手（11戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシンワホマレに4馬身の差をつけて10連勝を達成した。

4月13日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系一般A B（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で位上良彦騎手（12戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のショウケンテイオーに3馬身の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般A B（益田ダート1350m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で位上良彦騎手（13戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシンシャトルに7馬身の差をつけて連勝数を12に伸ばした。

5月12日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の瀬戸内賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で位上良彦騎手（14戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノホーオンに9馬身の差をつけて連勝数を13に伸ばした。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の全日本アラブ優駿（園田ダート2300m 晴/稍重）に出走。鞍上は沖野耕二騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系一般A1（益田ダート1350m 曇/良）に出走。鞍上は位上良彦騎手（15戦13勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノローゼンに約17馬身の大差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月6日、中2週で迎えた22戦目は、日本海特別（益田ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で位上良彦騎手（16戦14勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミクニに約12馬身の大差をつけて勝利数を18に伸ばす

8月15日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、黒松特別（益田ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で位上良彦騎手（17戦15勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトヨサンパワーに約21馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

9月7日、中2週で迎えた24戦目は、3歳戦のサファイヤ特別（益田ダート1350m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で位上良彦騎手（18戦16勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアサカワールドに8馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月28日、中2週で迎えた25戦目は、3歳戦の中津競馬招待特別（益田ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で位上良彦騎手（19戦17勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のチュウオーシルビアに9馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、タマツバキ記念山陽杯（園田ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で位上良彦騎手（20戦18勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月9日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた27戦目は、アラ系一般A1（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で位上良彦騎手（21戦18勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコウチスカイに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月30日、中2週で迎えた28戦目は、3歳戦の西日本アラブダービー（福山ダート2250m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で位上良彦騎手（22戦19勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングメドウに4馬身の差をつけて勝利数を23に伸ばす

4歳（1998年）

1月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、新春賞（園田ダート2300m 晴/不良）に58kgの斤量を背負って出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月6日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた30戦目は、しらうめ（園田ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイエスヨシゼンから半馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、播磨賞（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングメドウに半馬身の差をつけて勝利数を24に伸ばす

4月14日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、美方町石楠花特別（園田ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤングメドウから3/4馬身差の2着となった。

5月6日、中2週で迎えた33戦目は、兵庫大賞典（園田ダート2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた34戦目は、山陽杯（春）（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアサリュウキングに6馬身の差をつけて勝利数を25に伸ばす

6月28日、中2週で迎えた35戦目は、開設50周年記念タマツバキ記念（金沢ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマミダイオーに1馬身半の差をつけて勝利数を26に伸ばす

7月29日、中3週で迎えた36戦目は、スポーツニッポン新聞社賞（園田ダート1630m 晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエイランボーイに2馬身半の差をつけて勝利数を27に伸ばす

8月14日、中1週で迎えた37戦目は、摂津盃（園田ダート1800m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で小牧太騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエイランボーイをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

10月21日、中9週で迎えた38戦目は、山陽杯（園田ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で小牧太騎手（9戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイランボーイからハナ差の2着に甘んじた。

11月18日、中3週で迎えた39戦目は、白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で小牧太騎手（10戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のユウターヒロボーイに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月9日、中2週で迎えた40戦目は、園田金盃（園田ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で小牧太騎手（11戦6勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエスヨシゼンに5馬身の差をつけて制した。