トウカイマーベラス（1986年生、母タイヨウスズラン）
Tokai Marvelous
1986.04.02
トウカイマーベラス（1986年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時19歳）と交配したタイヨウスズランが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地34戦7勝2着8回。主な勝ち鞍は1993年の武庫川ステークス。
プロフィール
基本情報
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
近親馬
※活躍馬のみ。産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Fairway＝Pharos | 5*5*7*7×5*7*7 | 12.5% |
| き | Hellespont＝Indolence | 5×6 | 4.68% |
| き | Umidwar＝Udaipur | 5×5*6 | 7.81% |
| 牡 | Fair Trial | 4×4 | 12.5% |
| 牡 | Nasrullah | 5×5 | 6.25% |
| 牡 | Buchan | 5×7 | 3.9% |
| 牡 | Nearco | 6×6*6 | 4.68% |
| 牡 | Gainsborough | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Winalot | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Son-in-Law | 6*7×6 | 3.9% |
| 牡 | Blenheim | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Blandford | 6*7*7×6*7*7 | 6.25% |
| 牡 | Sundridge | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡S | Precipitation | 4*6 | 7.81% |
| 牡S | Hurry On | 5*7*7 | 4.68% |
| 牡S | Bachelor's Double | 6*6 | 3.12% |
| 牡S | Bayardo | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Rabelais | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Vatout | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Solario | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Tetratema | 6*7*7 | 3.12% |
| 牝 | Myrobella | 7×6 | 2.34% |
| 牝 | Mumtaz Mahal | 7*7×7 | 2.34% |
| 牝M | Sun Worship | 7*7 | 1.56% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ソヴリンパス系
- ファミリーナンバー
- 7-c
レース成績
経歴
デビュー前
松元省一厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1988年）
9月17日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したトリポリスターを差し切れず、1馬身半差の2着となった。
10月1日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
10月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンモアウイズミーを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。
3歳（1989年）
8月20日、約10か月半の休養明けで迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の都井岬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホクセツアンナをアタマ差振り切って休み明け初戦をモノにした。
8月27日、連闘で迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。
9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。
10月15日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。
11月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。
12月3日、中3週で迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ゴールデン サドル トロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。
12月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。
4歳（1990年）
8月4日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったヨシノトップにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。
8月19日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（8戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマヤノディザイアに1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。
9月2日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のフクニチ新聞杯（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。
10月20日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（10戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。
11月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（11戦2勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。
11月25日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジョーモーニングを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。
12月22日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のジョーモーニングに1馬身3/4の差をつけて制した。
5歳（1991年）
1月19日、中3週で迎えた18戦目は、石清水ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（3戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。
2月24日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦の伊良湖ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ライオンエリナに半馬身交わされて2着となった。
3月31日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の岩倉ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。
5月18日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（12戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。
11月2日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（6戦3勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。
6歳（1992年）
1月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったバンブーパッションに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
2月22日、中3週で迎えた24戦目は、斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーワアイドルをクビ差振り切って6勝目を獲得した。
3月14日、中2週で迎えた25戦目は、武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（9戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
4月5日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（10戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたタイセイモナリサ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
5月10日、中4週で迎えた27戦目は、朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田原成貴騎手（11戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。
10月18日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田原成貴騎手（12戦4勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。
11月7日、中2週で迎えた29戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田原成貴騎手（13戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったスナークベストに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
12月5日、中3週で迎えた30戦目は、A.クルーズ騎手を鞍上に迎えて、’92ゴールデン スパー トロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。
12月19日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（14戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したアクションシーンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
7歳（1993年）
1月23日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（15戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたメイショウレグナム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
2月20日、中3週で迎えた33戦目は、斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（16戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。
3月14日、中2週で迎えた34戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグランドロケットを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。