マイネルバンガード（1998年生、母マヤノゴージャス）

マイネルバンガード（1998年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時8歳）と交配したマヤノゴージャスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。戦績は、中央平地23戦3勝2着4回。2001年のラジオたんぱ賞(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、土田扶美子から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場され、稗田牧場によって1,774.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額3,000万円（30万×100口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

9月17日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したラブダンスサイトに3/4馬身届かず2着となった。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヘイアンエルドラドにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた5戦目は、D.ハリソン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ハリソン騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（2001年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエイコーンカラーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り雪/不良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したハッピールックにクビ差届かず2着となった。

6月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクエルフィンを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を収める

7月1日、中1週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたトラストファイヤー決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2003年）

2月1日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2004年）

6月5日、約15か月半の休み明けで迎えた16戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

6月19日、中1週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスズノマーチを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

7歳（2005年）

2月19日、約8か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた20戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月29日、中5週で迎えた22戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。