トーセングッジョブ（2004年生、母キクノトッポリーノ）

トーセングッジョブ（2004年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋良い仕事」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したキクノトッポリーノが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は小倉光博。戦績は、地方22戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2七八。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2007年）

12月26日、デビュー戦は秋元耕成騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/重）に出走。馬体重は511kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のタヤスリードをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（2008年）

1月23日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 雪/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダータキシードに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ダンツリーガルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月21日、中5週で迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、ホースメンレディーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月2日、中5週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアコニットヒカルに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月24日、約8か月の休養明けで迎えた6戦目は、一般C2九（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のミネノクレドをハナ差振り切って休み明けの一戦をモノにした。

5歳（2009年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ロードルシファーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中3週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドタキシードに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月20日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2-14 15 16（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ベニノデヒアに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中5週で迎えた10戦目は、一般C2-11 12 13（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のモナスターボイスに1馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

5月25日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2七八（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、平均ペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットでジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のトーアゲッコウをハナ差振り切って7勝目を手中に収めた。

6歳（2010年）

1月8日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、鴻巣こうのとり伝説賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエマドンナ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月12日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3一二（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスカイランを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月26日、中5週で迎えた14戦目は、一般C2十七十八（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2十五（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2十四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十十一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十一12十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた20戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた21戦目は、一般C3一（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3一（浦和ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。