テーオーエナジー（2015年生、母シルキークラフト）

T O Energy

2015.03.11

テーオーエナジー（2015年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+エネルギー、活力、力強さ」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時13歳）と交配したシルキークラフトが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はオリエント牧場。2018年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)に勝利した他、2019年の佐賀記念(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹公也によって1,566万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月11日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマリアスパンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

1月14日、中8週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったグレートタイムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月18日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオノリスに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月3日、中6週で迎えた5戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグスモーキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レース、G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って18着に終わった。

7月11日、中5週で迎えた7戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

10月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた9戦目は、Jpn1のJBCクラシック（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のチュウワウィザードに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

4歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（6戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のホーリーブレイズに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月11日、中4週で迎えた12戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（7戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月24日、中5週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

8月11日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（8戦4勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた17戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5歳（2020年）

6月20日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのデルマーサラブレッドクラブ賞マリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月8日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、G3のみやこステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2021年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた24戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

6月27日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、大沼ステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月15日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデG3の農林水産省賞典 小倉記念（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月7日、中7週で迎えた27戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズフルメンに約15馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

11月3日、中3週で迎えた28戦目は、Jpn1のJBCクラシック（金沢ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた29戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7歳（2022年）

1月2日、中3週で迎えた30戦目は、2022初夢賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったシェダルにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中4週で迎えた31戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月21日、約5か月半の休養明けで迎えた32戦目は、いい味だしてる。淡路ビーフ（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、シェダルに交わされて1馬身半差の2着となった。

8歳（2023年）

2月21日、約6か月半の休み明けで迎えた34戦目は、兵庫県産たまご特別（姫路ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた36戦目は、そのたんお誕生日記念 4歳以上特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた38戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、新茶特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。