オンステージ（1984年生、母ヘーゼルブロンド）

オンステージ（1984年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソーブレスド（当時19歳）と交配したヘーゼルブロンドが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地22戦5勝2着3回。1989年の札幌日刊スポーツ杯(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月30日、デビュー戦は森安輝正騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

12月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（1987年）

8月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で森安輝正騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のニッポーグレースに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森安輝正騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で森安輝正騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォーターリブに約11馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

10月24日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森安輝正騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のボーカルラインに3馬身半の差をつけて制した。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で森安輝正騎手（7戦3勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1400万下のディセンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森安輝正騎手（8戦3勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、最後はツジノカザンと並んで3着同着となった。

4歳（1988年）

2月13日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上1400万下のバレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森安輝正騎手（9戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上1400万下の東風ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森安輝正騎手（10戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた12戦目は、G2のスプリンターズステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で森安輝正騎手（11戦3勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月20日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下の津久井湖特別（東京ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で森安輝正騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテイクオンをアタマ差振り切って休み明けの一戦を物にした。

12月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1400万下の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で森安輝正騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、タケデンジャスミンに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（1989年）

1月15日、中4週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で森安輝正騎手（14戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キリナイスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で森安輝正騎手（15戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハーバーシルビア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上900万下の苫小牧特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で森安輝正騎手（16戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のミスシリネラに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦を物にした。

7月23日、中2週で迎えた18戦目は、札幌日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で森安輝正騎手（17戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた19戦目は、マリーンステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で森安輝正騎手（18戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月21日、中9週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で森安輝正騎手（19戦5勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1400万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で森安輝正騎手（20戦5勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた22戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1400万下の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。