ミヤノオードリー（2006年生、母ファニーゴールド）

ミヤノオードリー（2006年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のニューイングランド（当時9歳）と交配したファニーゴールドが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦11勝2着4回。2009年の九州大賞典(KJ1)に勝利した他、2009年のロータスクラウン賞(KJ2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

津野正浬厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2008年）

10月5日、デビュー戦は青柳健一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツカゼに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のシリウス賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳健一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳KJ1の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

3歳（2009年）

1月24日、中8週で迎えた4戦目は、3歳戦の筑紫野特別（佐賀ダート1750m 雪/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳健一騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の日峯特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳健一騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳KJ3の飛燕賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月4日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のかささぎ特別（佐賀ダート1750m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた8戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の有田焼特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカゲワフマセナイを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の仙水峡特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスターオブジュディを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の耶馬渓特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカゲワフマセナイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月6日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳KJ2のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリワードブライトンに約13馬身の大差をつけて3勝目を掴み取った。

10月25日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、雷山特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヘイアンレジェンドに2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

11月15日、中2週で迎えた16戦目は、KJ1の九州大賞典（佐賀ダート2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のワンパクメロを半馬身振り切って5勝目をつかんだ。

12月27日、中5週で迎えた17戦目は、地方重賞の中島記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月10日、中1週で迎えた18戦目は、九州オールカマー（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（9戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフサイチギャロップをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

2月28日、中6週で迎えた19戦目は、鏡山特別（佐賀ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（10戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアルカライズを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

3月14日、中1週で迎えた20戦目は、KJ2のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（11戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、大分川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、パートゥーアワーズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた23戦目は、韓国岳特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカミノチカラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて8勝目をマークした。

8月18日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた25戦目は、開聞岳特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（7戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったマンオブパーサーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた26戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、脊振山特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンパクメロを自慢の末脚で3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

10月24日、中3週で迎えた27戦目は、雷山特別（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモシェアトを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

11月14日、中2週で迎えた28戦目は、KJ1の九州大賞典（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2011年）

5月5日、約5か月半の休み明けで迎えた29戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、九千部山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた30戦目は、阿蘇山特別（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（12戦5勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、高千穂峰特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（13戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のステルスグリーンに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月3日、中3週で迎えた32戦目は、黒髪山特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（14戦6勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた33戦目は、韓国岳特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（8戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。