カプティフ（2019年生、母シルクラビッシュ）

カプティフ（2019年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「虜、憧れの的(仏)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時13歳）と交配したシルクラビッシュが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はシンカンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方41戦8勝2着6回。2021年の2015 G-FRONTオープン賞に勝利した他、2022年のハヤテスプリント(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗形竹見厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2021年）

5月17日、デビュー戦は藤本現暉騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は442kg。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったロマンスロードに詰め切れず、約14馬身差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の72.5万円以上（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた4戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の43.5万円以上（大井ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るポッドヘイローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のファイエルに2馬身半の差をつけて優勝

9月9日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンの2015 G-FRONTオープン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエンバイロメントをアタマ差振り切って勝利をモノにする

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、2歳S3のゴールドジュニア（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（6戦2勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2022年）

2月9日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤本現暉騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の寒椿スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤本現暉騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったクラサーベルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の八丈島フリージア賞（大井ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で藤本現暉騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したポッドヘイローに半馬身届かず2着となった。

3月31日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のアザレア特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で藤本現暉騎手（10戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月3日、中4週で迎えた13戦目は、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で藤本現暉騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で藤本現暉騎手（12戦2勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた15戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤本現暉騎手（13戦2勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月24日、中3週で迎えた16戦目は、3歳M2のハヤテスプリント（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で藤本現暉騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた17戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で藤本現暉騎手（15戦2勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

12月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で藤本現暉騎手（16戦2勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた19戦目は、カプリコーン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で藤本現暉騎手（17戦2勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

4歳（2023年）

1月27日、中4週で迎えた20戦目は、睦月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤本現暉騎手（18戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた21戦目は、如月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で藤本現暉騎手（19戦2勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

3月6日、中0週で迎えた22戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた23戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

7月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのオークランドサラブレッドレーシングトロフィー（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた26戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードシャマールに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月11日、中3週で迎えた27戦目は、晩秋特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2024年）

4月7日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた29戦目は、R5中川祝卒業者特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミスズメジャーに2馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた31戦目は、青森はうまいぞ杯特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモバレットを鬼脚で半馬身差し切って順当に勝利した。

6月1日、中1週で迎えた32戦目は、初夏特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフォーサイドナインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた34戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、龍河洞特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダノンダンサーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中7週で迎えた36戦目は、有光社長ご就任特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモズマゾクにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月22日、中1週で迎えた37戦目は、秋分特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた38戦目は、重村英俊定年記念特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングダラスに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月20日、中1週で迎えた39戦目は、しまね和牛特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のカネコメアサヒに1馬身の差をつけて8勝目を手にした。

11月17日、中3週で迎えた40戦目は、UFOライン特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた42戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2024笠松けいばファイナル（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2025年）

1月10日、中0週で迎えた43戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、スイセン特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた44戦目は、サイネリア特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグスタールに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。