ミライポケット（2008年生、母レディフューチャー）

ミライポケット（2008年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「未来＋ポケット」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したレディフューチャーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方20戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の8周年記念シャトル神辺賞(一般A1)。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額945万円（1.89万×500口）で一口馬主が募集された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月5日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月5日、中6週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3歳（2011年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

7月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

10月2日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月30日、中7週で迎えた11戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

4歳（2012年）

1月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、初午特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

2月13日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B3（福山ダート1250m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフレアリングナイトに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、アネモネ特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のキタイセシャトルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月11日、中1週で迎えた16戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタキングロードに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、たじり杏まつり特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロッキーダイヤから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた18戦目は、福山市長賞（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のファイトオングラスに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、8周年記念シャトル神辺賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のファイトオングラスをクビ差制して5勝目を奪取した。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、福山記念トライアル（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイスバンカーから1馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の福山記念（福山ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月10日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、入梅特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジュライザセヴンスから3馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、はまゆう特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイサーファーに3馬身の差をつけて制した。

7月8日、中1週で迎えた24戦目は、めざせレコードマッハチャレンジ（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアルテローザをクビ差制して単勝一倍台の期待に応えた。

7月22日、中1週で迎えた25戦目は、しらゆり賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた26戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、門別町農業協同組合長賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の金杯（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた28戦目は、赤とんぼ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタイセシャトルから3/4馬身差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた29戦目は、紫苑特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月10日、中7週で迎えた30戦目は、サフラン特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。