トキノミスフレンチ（2004年生、母オルテンシア）

トキノミスフレンチ（2004年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時12歳）と交配したオルテンシアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、地方25戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年のマルチスピリット特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

長谷川蓮太郎厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2006年）

11月1日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイチモンジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月20日、中6週で迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヨシムネに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

3歳（2007年）

11月19日、約11か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳戦の若獅子特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のキエヌルキアを3/4馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

12月20日、中3週で迎えた4戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のエフケーフィルに1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた5戦目は、宝船特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月27日、中7週で迎えた6戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、スローペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のオンワードワールドをクビ差振り切って5勝目をつかんだ。

6月17日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、緑風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたシスターエレキング決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月16日、中3週で迎えた8戦目は、盛夏特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたニチリンサンカ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月4日、中2週で迎えた9戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴクウに4馬身の差をつけて6勝目を収める

12月3日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、グッドラック特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

5歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のニューイヤー特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、デザートレジーナに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中3週で迎えた13戦目は、猛虎特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったイーグルショウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（13戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジェットコマチに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた16戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（14戦6勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた17戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（15戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて、最後は2着のダンスソーランに1馬身の差をつけて制した。

5月29日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の緑風賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月2日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（16戦7勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた20戦目は、トワイライトスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（17戦7勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた21戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（18戦7勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた22戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた23戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、月の雫特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のよみうりランド賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

10月26日、中2週で迎えた25戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。