シングルボーイ（1983年生、母リツチエース）

シングルボーイ（1983年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のビービービー（当時14歳）と交配したリツチエースが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊庫牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着6回、地方29戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は1986年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

3月1日、デビュー戦は4歳新馬（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。鞍上は松本達也騎手。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったリックセイハに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3月16日、4歳新馬（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセンテーイブキを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

3月30日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワイドチェイサーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月27日、4歳400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたノースゴッド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月11日、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月14日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月28日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったホクザンフリートにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月19日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松本達也騎手。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたメジロゴードン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月14日、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で松本達也騎手。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったダイゴミストラルにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松本達也騎手。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタマモリックをハナ差振り切って勝利を挙げた。

10月12日、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で松本達也騎手。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月30日、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松本達也騎手。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

12月6日、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で松本達也騎手。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るインターサクシードを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

12月20日、4歳以上900万下の冬至特別（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で松本達也騎手。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

4歳（1987年）

2月8日、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は真島元徳騎手。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツドマツクスから2馬身差の2着に敗北した。

2月22日、大天山賞（佐賀ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島元徳騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマツドマツクスに4馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

3月22日、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島元徳騎手。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハルナセンプーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月19日、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島元徳騎手。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツドマツクスから3馬身差の2着に敗北した。

5月5日、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島元徳騎手。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマツドマツクスをクビ差制してトップでゴールに入った。

5月24日、サラブレッド大賞典（中津ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島元徳騎手。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマツドマツクスに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月21日、A1 A2（佐賀ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島元徳騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマツドマツクスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月12日、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島元徳騎手。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のラックハンターに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月1日、A（荒尾ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は中島洋三騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月22日、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は崎谷彦司騎手。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のシオノサクセスに4馬身の差をつけてトップでゴールインした。

5歳（1988年）

2月7日、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は真島元徳騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアジウインに5馬身の差をつけてトップでゴールインした。

2月21日、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島元徳騎手。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナシーズンに1馬身半の差をつけて勝利を決めた。

6歳（1989年）

5月18日、摩周賞（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高岡秀行騎手。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月21日、黒岳賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高岡秀行騎手。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月5日、カルビー特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上正和騎手。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月2日、雄冬賞（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は久保千秋騎手。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月28日、一般A（札幌(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で久保千秋騎手。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月19日、羅臼賞（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山下信雄騎手。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月31日、蝦夷富士賞（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月9日、道営記念（帯広ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下信雄騎手。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

7歳（1990年）

1月20日、一般B1（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は細川忠義騎手。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月30日、一般B1（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は雑賀秀介騎手。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月3日、一般B1（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は田中譲二騎手。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月13日、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中譲二騎手。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月30日、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中譲二騎手。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったラブリーリエからクビ差の2着に甘んじた。

4月21日、一般C5-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中譲二騎手。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のウメノチャンプに1馬身半の差をつけて勝利を物にした。

5月20日、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中譲二騎手。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノジョッキングに半馬身の差をつけて勝利を手にした。

6月2日、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中譲二騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノジョッキングからハナ差の2着に甘んじた。

7月1日、一般C5-4（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中譲二騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンフリートからクビ差の2着に甘んじた。