アイコマシルバー（1994年生、母ハルナオーギ）

アイコマシルバー（1994年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のアンドレアモン（当時15歳）と交配したハルナオーギが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、地方37戦8勝2着7回。1997年のしもつけ菊花賞(地方重賞)に勝利した他、1997年の高崎ダービー(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村憲和厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（1996年）

6月23日、デビュー戦は青木秀之騎手を鞍上に据えて、3歳（宇都宮ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた2戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマッティングガールに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（宇都宮ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、山田博美騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート800m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナスノステージワンから2馬身半差の2着となった。

9月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田博美騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトチギミヤコから6馬身差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田博美騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったトチギミヤコから3馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田博美騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったカヌマヒリュウから1馬身半差の2着となった。

11月6日、中0週で迎えた8戦目は、2歳戦の若駒特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田博美騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた9戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のカネシンシャルードをクビ差制して1着ゴールを果たした。

12月28日、中2週で迎えた10戦目は、2歳戦のかもしか賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1997年）

2月20日、中7週で迎えた11戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったユートエブロスから1馬身半差の2着となった。

3月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦のしもつけ弥生賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳戦のつくし特別（宇都宮ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のツカサボタンに5馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のしもつけさつき賞（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったユートエブロスからクビ差の2着に甘んじた。

6月22日、中6週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の高崎ダービー（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のユートエブロスに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、きんもくせい特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のグレシアンライコーに1馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

11月3日、中7週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のしもつけ菊花賞（宇都宮ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナスノステージワンに半馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

11月24日、中2週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の北関東菊花賞（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた20戦目は、地方重賞のとちぎ大賞典（宇都宮ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（10戦4勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

4歳（1998年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、新春特別（宇都宮ダート1900m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（11戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、天馬特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた23戦目は、白梅特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田博美騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のプザンに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月29日、中4週で迎えた24戦目は、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた25戦目は、桜花特別（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田博美騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月23日、中0週で迎えた26戦目は、卯月特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエーピーノホシをクビ差制して8勝目を手にした。

5月6日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の八汐賞（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（14戦5勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた28戦目は、山吹特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（15戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーピーノホシからクビ差の2着に甘んじた。

6月13日、中2週で迎えた29戦目は、なでしこ特別（宇都宮ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（16戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月25日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般A2二以下（大井ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた31戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のかもめ特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5歳（1999年）

10月8日、約12か月半の休み明けで迎えた33戦目は、鍛炭幸夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’99オータムカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のスターサファイア賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた35戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2000年）

2月11日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦の瑞雪特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月6日、中7週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた37戦目は、稲子善行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。