グラーツィア（2019年生、母エピックマジック）
Grazia
2019.04.23
グラーツィア（2019年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時10歳）と交配したエピックマジックが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。2022年の日高賞(牝M1)に勝利した他、2022年の日高賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、松浦牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岩山博文によって297万円で落札された。
田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2021年）
5月19日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は432kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
6月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボルドーヴィエンヌに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
7月21日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒノカミカグラにハナ差届かず2着に甘んじた。
8月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンリュージュに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
9月2日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。
9月23日、中2週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のスティールノーヴァに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。
10月28日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったエムティアンジェに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
12月31日、中8週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。
3歳（2022年）
2月23日、中7週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。
3月24日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のハナビシソウ特別（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
4月21日、中3週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターオブケリーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。
5月15日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳M1の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグタマテルーフに約10馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。
6月15日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。
4歳（2023年）
4月27日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、シバザクラ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノブに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。
5月25日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。
6月7日、中1週で迎えた16戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったトウカイオルデンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
7月6日、中3週で迎えた17戦目は、アスチルベ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。
8月2日、中3週で迎えた18戦目は、「平取すずらん」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、松浦牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岩山博文によって297万円で落札された。
田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。
8月30日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、ビアパーティーAiba浦河特別1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。
10月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ニセコイエスクリーン米特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサルトアンヘルにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。
11月8日、中1週で迎えた20戦目は、由仁町・栗山町 由栗いも特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。
12月19日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のクイーンズオーディション（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。
5歳（2024年）
1月24日、中4週で迎えた22戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、初富士賞（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。