グラスバラード（2005年生、母グラスフロンティア）

グラスバラード（2005年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したグラスフロンティアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方30戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の北上市立鬼の館レース(一般B1二)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月19日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた4戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

11月1日、中6週で馬体重を前走から25kg絞って迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジューシージーン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月22日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリークインに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェスティヴムテキを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2009年）

3月28日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、碁石海岸レース（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミッキーミラクルに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

4月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサイレントヘネシーに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月26日、中1週で迎えた11戦目は、田沢湖賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦4勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月22日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、イーハトーブ音楽祭レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマニンペティアンに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月4日、中1週で迎えた13戦目は、三陸リアス賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月29日、中7週で迎えた14戦目は、田瀬湖賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンタージールに3馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

9月14日、中1週で迎えた15戦目は、夏油賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コアレスレーサーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中6週で迎えた16戦目は、高野長英記念館レース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリュウノリバティーを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

11月30日、中3週で迎えた17戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で村上忍騎手（12戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフォージドニンバスを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

12月29日、中3週で迎えた18戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は14戦連続で村上忍騎手（13戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダイショウルシアンを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

5歳（2010年）

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、みちゃおきいちゃお IBC賞（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で村上忍騎手（14戦9勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた20戦目は、岩手日報杯（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で村上忍騎手（15戦9勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた21戦目は、新緑賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で村上忍騎手（16戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、駒形賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で村上忍騎手（17戦9勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた23戦目は、釜石観光船はまゆりレース（水沢ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で村上忍騎手（18戦9勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた24戦目は、清水祭レース（水沢ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は20戦連続で村上忍騎手（19戦9勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、コアレスマーシャルに半馬身交わされて2着となった。

8月21日、中7週で迎えた25戦目は、宮古川井区界高原レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で村上忍騎手（20戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた26戦目は、北上市立鬼の館レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で村上忍騎手（21戦9勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のエアダーミに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月30日、中7週で迎えた27戦目は、北の漁場網おこし体感レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で村上忍騎手（22戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、スクリームイーグルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月14日、中1週で迎えた28戦目は、ダービーグランプリ CD8（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で村上忍騎手（23戦10勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、サクラカムイオーに交わされて3馬身差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた29戦目は、胆沢郷土資料館レース（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は25戦連続で村上忍騎手（24戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、スズモンスターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた30戦目は、日本一の安代りんどうの郷レース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は26戦連続で村上忍騎手（25戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた31戦目は、大野木工レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は27戦連続で村上忍騎手（26戦10勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6歳（2011年）

4月24日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、朝倉エル・菊地翔祝誕生（福山ダート1250m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた33戦目は、「夕焼けサンセットとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。