サクラカムイオー（2006年生、母サクラホホエミ）

サクラカムイオー（2006年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神（アイヌ語）＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時6歳）と交配したサクラホホエミが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方15戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のセプテンバーカップ(一般B2)。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

5月23日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月14日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったジューンブライドにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイザンフレイムを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2010年）

1月4日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイジートレジャーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンストーンアレスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

4月25日、中3週で迎えた7戦目は、横手かまくら館レース（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のガッサンシャトルに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、オオヤマザクラまつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイノーブルに約12馬身の大差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、市立博物館リニューアルレース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバルクを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月26日、中3週で迎えた10戦目は、早池峰神社例大祭レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサイレントステージを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って圧巻の7連勝を決めた。

7月26日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた11戦目は、十府ヶ浦deクルージングレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカリズマウイッシュに5馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月23日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エムアイルシェルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中3週で迎えた13戦目は、セプテンバーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（9戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルリファインを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、南部鉄器レース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で坂口裕一騎手（10戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコスモクルトゥーラをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

11月14日、中3週で迎えた15戦目は、ダービーグランプリ CD8（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂口裕一騎手（11戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るグラスバラードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月12日、中3週で迎えた16戦目は、日本一の安代りんどうの郷レース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で坂口裕一騎手（12戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、コアレスマーシャルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた17戦目は、大野木工レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は14戦連続で坂口裕一騎手（13戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。