ディロス（2015年生、母ラトーナ）
Delos
2015.02.21
ディロス（2015年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャの島の名前。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時21歳）と交配したラトーナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2017年の野路菊ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
シルクホースクラブにて総額3,200万円（6.4万×500口）で一口馬主が募集された。
木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2017年）
7月16日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は494kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユニオンローズを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
9月16日、中8週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったワグネリアンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
11月5日、中6週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。
3歳（2018年）
1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
5月6日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランドピルエットを豪脚でクビ差だけ差し切って順当に勝利した。
9月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。
4歳（2019年）
2月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。
7月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。
12月28日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。
5歳（2020年）
3月31日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。
5月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。
10月17日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。
6歳（2021年）
1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。
2021年1月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
2月3日、中3週で迎えた14戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアラドファルに約13馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。
2月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメイショウワシュウに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
3月9日、中2週で迎えた16戦目は、コブシ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。
3月24日、中1週で迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、白金リーダー感謝特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったモユノイイオンナに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
4月17日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
5月15日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったメイショウカマクラにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
5月29日、中1週で迎えた20戦目は、だーすみ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウルフオブウォーに3馬身の差をつけて順当に勝利した。
6月13日、中1週で迎えた21戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、アジサイ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。
6月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。
8月9日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマデウスに4馬身の差をつけて優勝
8月28日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2-9（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエゾフウジンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
9月11日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。
10月2日、中2週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。
12月11日、中9週で迎えた27戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。
12月28日、中1週で迎えた28戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。
7歳（2022年）
1月16日、中2週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（11戦4勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。
2月6日、中2週で迎えた30戦目は、たつやさん誕生祭特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（12戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。
3月27日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、牧場主ゆーすけチャンネル1周年メモリアル（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したシルヴァーメテオにクビ差届かず2着に甘んじた。
4月12日、中1週で迎えた32戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコトブキレイアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
4月26日、中1週で迎えた33戦目は、楽天競馬4月の特産品エントリーは本日まで!賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったアットザヘルムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
5月15日、中2週で迎えた34戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したブレイブブロッサムに半馬身届かず2着に敗れた。