エイシンボーダン（2001年生、母Workout Wonder）

エイシンボーダン（2001年4月25日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のTale of the Cat（当時7歳）と交配したWorkout Wonderが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地27戦6勝2着6回、地方42戦12勝2着2回。2006年の北陸ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のビーアヘッドに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたテンザントップ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のアグネスボゾンに3馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月4日、中3週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2005年）

2月27日、約10か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったサンライズビートに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の神鍋特別（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、リーサムウェポンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったアグネスボゾンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したドラゴンアローを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（2006年）

1月9日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラブイズゴールドに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

1月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初茜賞（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーズアイに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月5日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の西陣特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリーサムウェポン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月5日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御宿特別（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のツタンカーメンを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

3月18日、中1週で迎えた16戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、最後はメイショウオキナと並んで5着同着となった。

8月13日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、北陸ステークス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリンガスローレルに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

9月2日、中2週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた19戦目は、ペルセウスステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた20戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのエニフステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

6歳（2007年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた22戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

7月8日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、北陸ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた25戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた26戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

10月21日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

11月30日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ゆりかもめオープン（大井ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

7歳（2008年）

2月19日、中6週で迎えた30戦目は、’08ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた31戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、桃花特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月11日、中6週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた32戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、気楽会わくわくCUP（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月8日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた33戦目は、早池峰賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた34戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg減らして迎えた35戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般D5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイアイシュンライに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月25日、中1週で迎えた36戦目は、おいしいごはん特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグフリートを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月1日、連闘で迎えた37戦目は、一般C5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレショウワに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月30日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた38戦目は、香川県オリーブ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエアレーザーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月21日、中2週で迎えた39戦目は、クリスマス特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセトクラウンに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた40戦目は、高知市長賞（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた41戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた42戦目は、如月特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（7戦5勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオラクルメサイアに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月14日、中2週で迎えた43戦目は、弥生特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた44戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、WBC優勝特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイルラーゴを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月5日、連闘で迎えた45戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般A3 B1（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオラクルメサイアに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月26日、中2週で迎えた46戦目は、卯月特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（9戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオラクルメサイアに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月10日、中1週で迎えた47戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンエムウルフに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月24日、中1週で迎えた48戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた49戦目は、デコさん還暦特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモジャイブを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中2週で迎えた50戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、パール特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた51戦目は、ルビー特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月23日、中5週で迎えた52戦目は、しっとの夏特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアルファバービーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた53戦目は、桂月特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパッショネートキスに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月18日、中1週で迎えた54戦目は、サファイア特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月3日、中1週で迎えた55戦目は、土佐久礼特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた56戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた57戦目は、おひさまの味なす特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンマルチカラに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月27日、中2週で迎えた58戦目は、土佐勤王の志士特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた59戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、師走特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

9歳（2010年）

1月1日、中2週で迎えた60戦目は、初夢特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

1月9日、連闘で迎えた61戦目は、室戸特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた62戦目は、維新の夜明け特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた63戦目は、秋葉まつり特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた64戦目は、初代藩主山内一豊特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた65戦目は、四万十川紀行特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた66戦目は、自由民権運動発祥特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた67戦目は、一般A2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

5月21日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた68戦目は、海上王岩崎弥太郎特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた69戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（10戦7勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。