レオパステル（2007年生、母ズーナクア）

レオパステル（2007年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋パステル」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したズーナクアが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。戦績は、中央平地25戦5勝2着5回。2013年のアイビスサマーダッシュ(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月7日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバクシンカーリーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3歳（2010年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下の萌黄賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったエーシンダックマンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月18日、中5週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のガンドッグを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

7月24日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のジニオマッジョーレに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月3日、中9週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の中山オータムプレミアム（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦2勝）。17頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月19日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の中山ウインタープレミアム（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2011年）

2月13日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月9日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（5戦2勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

5月22日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったセブンシークィーンから3/4馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

12月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドプレミアム（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

5歳（2012年）

1月29日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったサクラゴスペルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月30日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったコンサートレディに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2013年）

2月23日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月6日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒカリトリトンを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月19日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったビラゴーティアラから1馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた22戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。4着に入った。

9月21日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

10月27日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の轟ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセントレジャーに半馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

12月8日、中5週で迎えた25戦目は、尾張ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（5戦2勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。