イスモイルテソーロ（2016年生、母ヨウヨウ）

イスモイルテソーロ（2016年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「タジキスタンにある山の名より＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時17歳）と交配したヨウヨウが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沖田牧場。主な勝ち鞍は2021年の鯛ノ浦特別(一般B1二 B2一ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、了德寺健二によって2,268万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月9日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

5月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

7月29日、中8週で迎えた3戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のいわて北緯40度キャベツマン賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンポラールを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月31日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のローガンテソーロを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエルポデールをクビ差振り切って制した。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジオパークガイアに6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月16日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったスカイルークに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のネコザルに1馬身3/4の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2020年）

1月6日、連闘で迎えた13戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のキクノセントロに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビーエイブルトゥをクビ差振り切って制した。

5月8日、中4週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月19日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、荷風賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月29日、中0週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた17戦目は、パール特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、馬い!梨ジャムを食べよう記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイヤモンドバイオを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた19戦目は、馬い!夏だスイカを食べよう記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のビギンアゲインに4馬身の差をつけて8勝目を手にした。

9月28日、中7週で迎えた20戦目は、日直島田の競馬Time記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモズヘラクレスを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

10月29日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の養老渓谷特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアマルインジャズをクビ差振り切って10勝目を達成した。

11月16日、中2週で迎えた22戦目は、サンタアニタウィーク賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のリゲル特別（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスマイルウィを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2021年）

1月14日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゴーマイウェイをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月9日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の駿麗賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた26戦目は、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（10戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた28戦目は、明鐘岬特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、馬産地日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（12戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた30戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（13戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた31戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、BSフジ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6歳（2022年）

1月10日、中1週で迎えた32戦目は、初夢特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（14戦4勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月2日、中2週で迎えた33戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた34戦目は、天使のささやき賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（15戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた35戦目は、桜月特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（16戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったテイクアターンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中2週で迎えた36戦目は、鳥待月特別（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（17戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた37戦目は、20時50分にビッグチャンス特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。