コスモツェッペリン（2000年生、母グレイテストヒッツ）

コスモツェッペリン（2000年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英国ロックバンド名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時12歳）と交配したグレイテストヒッツが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中川牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦10勝2着9回。主な勝ち鞍は2006年のエキサイティングナイト賞(一般B2四 B3三)。

経歴

デビュー前

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月13日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月8日、中7週で迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2003年）

1月11日、中4週で迎えた3戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた4戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、3歳F2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサマーキャピタルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月28日、中4週で迎えた5戦目は、3歳F1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るライジングボールを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳T2（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で保利良平騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

5月29日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳T2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で保利良平騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンフィールドをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月17日、中2週で迎えた8戦目は、日本盛グリーンパック盃（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で保利良平騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタマモブラザー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったイスズマックイーンから1馬身1/4差の2着となった。

8月13日、中3週で迎えた10戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

10月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたカサイドラグーン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシェンロンに1馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

11月24日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1八九十（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2004年）

3月2日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、松涛特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、鷺宮特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月17日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るギフトフォーランを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

9月26日、中0週で迎えた19戦目は、新宿区特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るピエールマドンナを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

10月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたトシサカエ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマルカスピリットをクビ差振り切って7勝目を挙げた。

5歳（2005年）

3月9日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、弥生特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（8戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた23戦目は、おおいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた24戦目は、こぐま座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（10戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノーリグレットを半馬身振り切って8勝目を掴み取った。

5月8日、中3週で迎えた25戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（11戦5勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の競馬総合チャンネル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（12戦5勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったコスモベルモットにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月5日、連闘で迎えた27戦目は、オメガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（13戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るハイフレンドトーレを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて9勝目を掴み取った。

8月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、ルナ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で酒井忍騎手（14戦6勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた29戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったガイアヘッドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で迎えた30戦目は、オパール賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（15戦6勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったキョウエイペガサスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月3日、中3週で迎えた31戦目は、ベテルギュース賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（16戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた32戦目は、秋嶺賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（17戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ピエールマドンナに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月9日、中3週で迎えた33戦目は、仲冬賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（18戦6勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6歳（2006年）

3月24日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、スターロード賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（19戦6勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた35戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（20戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた36戦目は、ペガサス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（21戦6勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた37戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（22戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るピエールマドンナを豪快な末脚で3/4馬身差し切って10勝目を達成した。

6月8日、中1週で迎えた38戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（23戦7勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月29日、中2週で迎えた39戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（24戦7勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた40戦目は、ふみづき賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（25戦7勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

8月16日、中4週で迎えた41戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（26戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエスプリゼット決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。