サクラタイシ（2010年生、母タンポポプリンセス）

サクラタイシ（2010年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時14歳）と交配したタンポポプリンセスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原ファーム。戦績は、地方33戦3勝2着5回。2013年のひまわり賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2012年の岩手山特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月9日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリョウマチーターに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中1週で迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジョリーフルールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったプリモトレジャーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトワノビックボーイを半馬身振り切って2勝目を手にした。

9月12日、連闘で迎えた9戦目は、2歳戦の乙女座特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦の応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアメリカンサンダーに2馬身の差をつけて優勝

10月16日、中2週で迎えた11戦目は、2歳オープンの岩手山特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、グレイスウォードに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、2歳地方重賞の知床賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で黒沢愛斗騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた13戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で黒沢愛斗騎手（10戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（2013年）

1月4日、中4週で迎えた15戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

2月7日、中4週で迎えた16戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた17戦目は、3歳A（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月7日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦のアンバー賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた22戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したクロワッサンを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

7月13日、中1週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコウギョウデジタルに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大坪慎騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、ヒオウギレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大坪慎騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた27戦目は、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大坪慎騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月10日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、鮭あわびまつりレース（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大坪慎騎手（11戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4歳（2014年）

6月7日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた29戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、おおむらさきレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた30戦目は、横手かまくらFM4周年レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた31戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、夫婦石おいとこレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月17日、中3週で迎えた33戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。