レザネフォール（2017年生、母ラナンキュラス）

レザネフォール（2017年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの1920年代の時代を指す言葉。豪華絢爛、華やかな時代」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したラナンキュラスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2021年の恋路ケ浜特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月28日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルブラシウスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月31日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2020年）

2月15日、中6週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたファルコニア決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月11日、中7週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのひめさゆり賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したベレヌスを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中5週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスの早苗賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のディアセオリーをクビ差振り切って久々の一戦を物にした。

12月20日、中4週で迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4歳（2021年）

3月27日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャドウセッションをハナ差振り切って優勝

5月2日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの高山ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

10月17日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2022年）

3月6日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のゴールドティアをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

6月18日、中7週で迎えた17戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

9月18日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた19戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のブルメンダールに3馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

6歳（2023年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/重）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧加矢太騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月8日、中5週で迎えた22戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2600m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は小牧加矢太騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月19日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月2日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

2023年12月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。