トーセンイマジゲン（2004年生、母サワヤカプリンセス）

トーセンイマジゲン（2004年5月4日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋高貴な人（ベルベル語）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したサワヤカプリンセスが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の新春ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって1億500万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月13日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のデュポンサークルに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったゲイルスパーキーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月20日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2008年）

4月19日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシロキタベガに1馬身1/4の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のドリームゼロワンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケイアイプラウドを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2009年）

2月1日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

7月11日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のジュライステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6歳（2010年）

10月31日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月20日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月11日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサングレアズールを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

7歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスペルバインドを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。