マイネルアルケミー（2016年生、母ビリーヴザミラクル）

マイネルアルケミー（2016年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+錬金術」。毛色は栗毛。種牡馬のダンカーク（当時10歳）と交配したビリーヴザミラクルが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下清志。2021年のTVh賞(オープン)で3着に入った他、2018年の福島2歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

9月9日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヴォイスオブジョイに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月11日、中5週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月9日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたホウオウカトリーヌ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2019年）

4月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたショウナンタイガ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月6日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったシャインサンデーにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中4週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のイーサンパンサーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの初風特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月17日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2020年）

3月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1200m 外回り雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したヒロイックアゲンに半馬身届かず2着となった。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月13日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7月5日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた21戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったヴェントヴォーチェに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月29日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの摩周湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアルミューテンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスのハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた27戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

2月27日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコスモカルナックをハナ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

5月1日、中8週で迎えた29戦目は、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアテンフラワーを半馬身振り切って4勝目を挙げた。

6月13日、中5週で迎えた30戦目は、G3の函館スプリントステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた31戦目は、TVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

8月15日、中6週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた33戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で黛弘人騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた35戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

6月25日、約5か月の休み明けで迎えた37戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた38戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

7歳（2023年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた41戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた42戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2023年3月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。