アズサアンドベリー（2004年生、母ブラシングデザート）

アズサアンドベリー（2004年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「家族名＋ゲーム名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したブラシングデザートが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月24日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月13日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のラードロフロウに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月5日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤサンバからクビ差の2着に甘んじた。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、むかわ町穂別地球体験館賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタケショウプリンスに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月26日、連闘で迎えた7戦目は、ティコ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドアスリートに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月8日、中1週で迎えた8戦目は、サクラプレジデント賞（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月19日、中5週で迎えた9戦目は、スウェプトオーヴァーボード賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、JA帯広かわにし特別（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた11戦目は、レギュラーメンバー賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、鵡川カネダイ大野ししゃも特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

12月26日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイプルウルフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

4歳（2008年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2-18 19 20（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-12 13（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2 12（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月28日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C3三（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、一般C3二（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたオウシュウヒーロー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5歳（2009年）

1月13日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3八九（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和博騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた23戦目は、一般C3八九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和博騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。