トキオエクセレント（1994年生、母アフターザサン）

トキオエクセレント（1994年2月16日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時8歳）と交配したアフターザサンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地28戦4勝2着3回、中央障害8戦1勝。1997年の菊花賞(G1)で4着に入った他、1997年の青葉賞(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

11月2日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ファンネルマークに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマッケンフェアーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたエアガッツ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3歳（1997年）

1月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したサニーブライアンに半馬身届かず2着となった。

2月15日、中3週で迎えた6戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグリーンスターボウに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月22日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンのベンジャミンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキヴェルファーを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジヤマビザンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

6月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（8戦3勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

9月21日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月2日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（9戦3勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

11月29日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周雨/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（1998年）

1月25日、中7週で迎えた14戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦3勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

3月29日、中4週で迎えた16戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた17戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（12戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

9月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月7日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦3勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

11月29日、中2週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

5歳（1999年）

1月5日、中4週で迎えた21戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた22戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でS.サンダース騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（14戦3勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（15戦3勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月10日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（16戦3勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた26戦目は、BSNオープン（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（17戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（18戦3勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた28戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2000年）

3月25日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のフサイチエムネットに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月8日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原洋一騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、ナッキージャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原洋一騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗原洋一騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で栗原洋一騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた36戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で栗原洋一騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。