ブックウエスト（2017年生、母エルファンタジヤ）

ブックウエスト（2017年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「本+西」。毛色は鹿毛。種牡馬のアポロキングダム（当時14歳）と交配したエルファンタジヤが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤静子。主な勝ち鞍は2020年のほとめきナイター最終レースは20時40分(C2-10)。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月1日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4月11日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた3戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハヤブサジーニーを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた8戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヤングジョッキーズTR佐賀第2戦（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

9月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のさがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルアマノガワに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルバッカーノを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のジャポネスクをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。

12月5日、中5週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた13戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの2020ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド阪神1戦（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた15戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた17戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた18戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月22日、中6週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。鞍上は田村太雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2021年7月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月21日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のランジョウに5馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

9月5日、中1週で迎えた22戦目は、令和3年8月佐賀県豪雨災害被災者支援競走（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアソボーを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、楓賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモラトリアムに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のホウオウマライアに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

10月30日、連闘で迎えた25戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（8戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコンソラトゥールを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月27日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（9戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた27戦目は、ディセンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（10戦7勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた28戦目は、長崎街道鳴瀬宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（11戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンゴーレムをアタマ差振り切って優勝

1月23日、中2週で迎えた29戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で石川慎将騎手（12戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた30戦目は、麗月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石川慎将騎手（13戦8勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた31戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、花月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた32戦目は、花見月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。