マル（2001年生、母ムーンリヴァー）

マル（2001年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「丸」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時11歳）と交配したムーンリヴァーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）フラット牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方46戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の一般C28。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

2月21日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西原玲奈騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた6戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2005年）

1月1日、中4週で迎えた7戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のルードオーレに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月16日、中1週で迎えた8戦目は、アロエ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた9戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスージーキューから3/4馬身差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C22（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山田崇史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のランスに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月21日、連闘で迎えた15戦目は、名古屋コンテナ株式会社賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の一般C11（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた19戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般C12（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のホッコーエンプレスをアタマ差振り切って優勝

8月13日、中4週で迎えた21戦目は、百日草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリバティーホーラーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた24戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナショナルプラザを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

10月7日、連闘で迎えた25戦目は、シュウカイドウ特別（名古屋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイトコスモを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（15戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスフレアを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って5勝目を手にした。

11月17日、中1週で迎えた28戦目は、ほととぎす特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（16戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（17戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーホウウラノスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

12月20日、中1週で迎えた30戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（18戦6勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

5歳（2006年）

1月3日、中1週で迎えた31戦目は、今年もGO!GO!名古屋けいば（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（19戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（20戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマヤノギンガを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（21戦6勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた34戦目は、健康への復活記念（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（22戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた35戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（23戦6勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイコーダンディを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って7勝目を手に入れた。

3月16日、中1週で迎えた36戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（24戦7勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4月26日、中5週で迎えた37戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた38戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤコジーン賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた39戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリスティアライースを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた40戦目は、福住特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた41戦目は、大樹歴舟川特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた42戦目は、タップダンスシチー賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた43戦目は、ミラ特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた44戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた45戦目は、JA新冠特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた46戦目は、パラダイスクリーク賞（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた47戦目は、北海道日高装蹄師会特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた48戦目は、JAめむろメークイン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた49戦目は、ニューイングランド賞（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた50戦目は、門別プロパンガス事業協同組合特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。